Original June Romance Novel

文字セックス
ORIGNAL GLASSES DOCTOR STORY



こちらは同人誌「眼鏡ボーン」に掲載されている眼鏡キャラの番外編です。
本編を知っているとなお楽しめますが、これだけでも読めるようになっています。
同人誌「眼鏡ボーン」についてはこちらをご覧くださいませ。






ユニットバスの浴槽に少し熱めの湯を張ると久世要は六畳一間の室内へ戻る。
フローリングに小さなソファと小さなテレビ。
マガジンラックやらパソコンデスクなどが置いてある室内はやはり手狭に感じられる。
寝る場所はロフトの上に敷きっぱなしのせんべい布団で、あとは細長いキッチンがあるだけだ。
春に大学病院に就職したばかりの新米看護士には十二分にも感じられる間取りだが、
やはり広い部屋を見てしまうとなんともみすぼらしく感じてしまう。
最近要の恋人へと昇格した医者の神谷貴史は要の住むアパートとは比べ物にならないほど
綺麗で広いマンションに住んでいた。
マンションの出入り口はオートロックで部屋の鍵はカードキー、一人で住むのに3LDKも
いらないのではないかと思うほどに広い。
さすが医者だけあってそれだけ収入がいいのだろうと思ったら、そのマンションは親が以前、
就職祝いに買ってくれたものらしい。
マンションを就職祝いに買う家庭ってどんなだよ、と突っ込みを入れたいところを要は我慢した。
突拍子もないことをしでかす恋人は突っ込みを入れたが最後、両親を紹介してやると言い出して
聞かなくなるだろう。
「・・・・・・・・・・・・・・」
要はソファに腰を下ろすとガラス製のテーブルに置いた神谷の眼鏡を手に取った。
その眼鏡はフレームが歪み、片方のレンズは取れてしまっている。
実は一週間ほど前に要が壊してしまったのだ。
今は新しい眼鏡を作ったため不要となってしまった古い眼鏡を神谷は要に渡してきた。
”俺が学会とかで出張に行っている間は、これが俺だと思ってくれていいから”
にっこりと、端整だけれど鋭利な美貌がそう告げた。
眼鏡を俺と思えだなんて恥ずかしいことを真顔で言われた要はその言葉を思い切り否定したが、
いざ出張となって神谷の顔をずっと見ていないとやはり寂しく感じられる。
いつも病院でセクハラされてばかりの要だが、やはり神谷のことが好きなんだと妙に自覚させられた。
「・・・・・・・うわっ!?」
要が眼鏡を弄っていると、その横に置いてあったブルーグレイのボディを持つ携帯電話が音を立てて揺れ出した。
なんだか妙にやましいことをしていたかのような気分になりながら二つ折りの携帯電話を開く。
メールの着信音にメールの動画。
要は本文を読むためにメールのタイトルを選択した。

『勤め終了。元気か?要。こっちはまだまだ暑さが残ってる。
明日は日曜で休みだってのに俺は学会終了後の討論会だかなんだかに出席しなくちゃならない。
要は休みだろう?せっかく一緒に過ごせる時間をつぶされるなんてな。』


メールの送り主は神谷だった。
思わず要は嬉しそうに頬を緩めてしまう。
困った人だけれど、メールをもらうとやはり嬉しい。
要はもう少し残っているらしいメールの本文をスクロールさせた。

『最後に逢ったのは木曜の午前か・・・火曜の昼くらいには戻るから要の仕事が終わる頃合を
見計らって向かえに行く。土産を渡す口実でな。待ってろよ。』


相変わらずこちらの予定など露ほども考えていない様子の神谷に要は小さく苦笑を漏らした。
それでもそんなわがままを許して時間を空けてしまうのだろう。
要は小さな携帯を片手に持ってソファにもたれかかりながら返信を打った。

『待ってます。・・・早く、逢いたいです。』

短いけれどテレ屋な要にしては一生懸命思いを伝えたメールだ。
送信ボタンを押すと動画が映し出され、文字が遠い九州へと運ばれてゆく。
するとまたすぐに神谷からメールが飛んできた。
多分もうホテルの部屋に戻っていて暇なのだろう。
要は素早い返信のウィンドウを開きながら口元を小さく微笑ませた。
男同士だというのにやけに普通の恋愛みたいで、少なからず心が躍るからだ。
金も地位も女性の目を引く高い背や色気のある美貌を持つ神谷との、恋愛。
対する要は年齢にしては小柄で童顔、大きめの目が愛らしいなどと評されているのだから
コンプレックスが刺激されてしまう。
ただ、そんな神谷が自分に対して小さな携帯を片手にメールを打ってくれていると思うと体温が少し上昇した。

『可愛いことを言うな、要。自制心が持たなくなるだろ・・・?
それとも、このままメールでセックスするか?』


二行目の言葉に要はぎょっとして目を見開く。
メールでセックスだなんて行為は、要の辞書に存在しない。

『な、な、なに言ってるんですか!やりません!!』

要が慌てて返信すると神谷はその言葉を無視したメールを送りつけてきた。

『要の顔を思い出しながら右手で擦ったら・・・ほら、大きくなった。
要は?俺の顔を思い出して興奮するか?』


「・・・・・・・・・・・」
右手に携帯を持ったまま要はちらりと左手にある眼鏡を見やった。
フレームは歪められてしまっているが、それは紛れも無くずっと神谷が使っていた愛用の眼鏡だ。
その眼鏡をつけている神谷の顔を思い出して、要は心臓がどくんと大きく脈打つのを感じた。
要は病院の昼休みに毎日のようにセクハラを続けられていて、まるで刷り込みのように神谷に反応してしまう。
この眼鏡の先の冴えた瞳に見つめられながら長い指先を自分のアソコに絡められて。
「・・・わあっ・・・!」
要はもう一度悲鳴のような声を上げた。
返信もしていないのに神谷からメールが届いたからだ。
要は恐る恐るそのメールのタイトルを選択する。

『4日も要に触れないんだ、これくらいバチはあたらないだろ?
一緒に気持ちよくなろう、要。・・・ほら、下着を膝まで下げて』


こう書かれていた電子文を読まなければよかったと、要は後悔した。
神谷のことだ、要がこのメールを無視したことを知ればもっと恥ずかしい行為を強要してくるに決まっている。
それ以前に毎日淫事を行うことに慣らされてしまった要の身体は既に少し”たまっている”状態にあった。
神谷の眼鏡が手元にあることで余計に情事を思い出して身体が簡単に興奮してきてしまう。
「・・・・・・・・・僕の、バカ」
要はじん、と熱くなってきた股間に文句を呟きながら窓の雨戸を閉めた。
出来るだけ声が漏れるのを抑えたいからだ。
すると雨戸を閉めるために置いたテーブルの携帯が再び音と共に振動で揺れる。
気恥ずかしい思いで一杯になりながらティッシュケースをテーブルに置いて、要は携帯を開いた。

『指先で先のほうを擦って。いつも俺がやってる指の動きを思い出しながら。
やさしく、じんわり、割れ目を爪で引っかいてごらん』


妙に克明な描写が要の頬を赤く染めさせる。
誰もいない自分の部屋だとわかっていても要はちらり、ちらりと辺りを見回してからズボンと下着を下ろした。
そしてつけっぱなしになっているテレビのボリュームを僅かに上げる。
自分の声を耳にするのが恥ずかしいからだ。
「・・・・・・・・ッ」
携帯を開いたままテーブルに乗せて、その横に眼鏡を置く。
それから要は膝まで下ろした下着から零れたまだ反応を見せないペニスに片手を添えた。
「神谷・・・先生っ・・・・」
名前をそっと呼びながらメールに書いてある通り先端のほうを指の腹で擽って、鈴口に爪を立てる。
かり、とそのまま弾くように引っかくとびりびりとした痺れが全身を突きぬけ要の背を逸らさせた。
「っ、ぁ・・・」
目尻がさぁ、っと上気して唇を噛んだ要に再びメールが飛んでくる。

『ペニス全体を掌で包んで・・・強弱をつけながら擦るんだ。
片方だけ足を下着から抜いて、大きく広げて。・・・勃起したか?』


誰もいない部屋で一人、下半身を半裸にしながら要は己の肉棒を掌で包んで緩く擦った。
足を大きく広げるなんて恥ずかしくて出来ないと思いつつも、刺激を求めて手の動きが
早まってくると足は自然と持ち上がり片方だけ下着から抜け出す。
そのまま行為に没頭するように片足をソファに乗せてペニスを扱いた。
神谷の長い指先とは違う自分の指の刺激だったが、眼鏡を見つめていると神谷を思い出してつま先が痙攣する。

『勃起したか?俺のはもうビンビン・・・要は?教えて』

要は左手で携帯を操作しながらはぁ、と熱の篭った吐息を吐き出した。
神谷はいつも要が恥ずかしいと思う行為を強要してくる。
まるで要の心を覗き込んでいるようにも錯覚されるほど、今一番やりたくないと思うことをやらせようとするのだ。
要はたどたどしい指先で短く返事を返した。

『しました。』

短くて、けれどやたらと送信するまでに時間のかかったメール。
神谷にとってはこれで十分だった。
本当なら変態、だのエッチ、だの罵ってやりたい気持ちもあったが、そんなに長文を打つ余裕はない。
神谷もそれをわかっているからこれで十分なのだ。

『陰茎の裏筋あたりを人差し指でなぞって。少し強めに、形をたどるように・・・』

興奮してきた要にとって、メールで指示されることはまるで神谷に直接言われてるようにも思えてくる。
遠い空の下にいる神谷が近くに存在しているようで要はびくんっと内股を奮わせた。
指先がたどる自分のペニスは手で支えなくても反り返ってきている。
皮膚と皮膚が触れ合う感触は敏感な部分を柔く刺激し、要は心臓がどくどくと早く脈打つのを感じた。
メールでセックスするなんて通常ではありえない行為なのにどうしても興奮してしまう。
「・・・っ、ん・・・・・ぁ」
真面目な要はそんな自分を少なからず恥じたが、神谷からのメールがまた着信してきて思考回路を奪った。
だが、今度のメールは今までの命令とは少し違う文面だった。

『・・・・はぁ、要・・・要・・・。自分の手でも要が触ってくれていると思うと、いつも以上に
興奮する。ほら、もう先端が濡れてきた。要はいつも俺を狂わせる』


震える指先で本文を読んだ要の顔がさらにさぁ、っと朱を引く。
神谷の息遣いがリアルに思い出されて、何もされていないのに耳朶に吐息を感じた時のように刺激を感じた。
「か、みや・・・先生・・・・っ、んぁっ!」
ぎゅっと強めに陰茎を握りこめると思わず要の口から嬌声が乱れ落ちる。
しかし次の瞬間要は溜息のような吐息を漏らした。
「・・・・違う・・・」
神谷の掌はもっと大きく、少し体温が低くて冷たく感じて、器用な指先は自分が思いもよらないような箇所を弄ってくる。
そう思うと、要のペニスを弄る手の動きが鈍った。
神谷に会いたい。
神谷に触れたい。
今まで自分がこんなに誰かに夢中になれるなんて事を、知らなかった。
神谷は要が自分を狂わせると言うが、絶対に狂わされているのは自分のほうだと要は眉根を寄せる。
そこへまた、着信音。

『もっと足を広げて。俺に見せるように要のかわいいところを明るいところに晒して?
恥ずかしくてもやってみせて?・・・・・ほら、もう乳首は弄ったか?シャツを少しだけ
上に上げて擦ってごらん。そこも感じるんだと、俺の指が教えてあげただろう?』


再び要が興奮に目尻を潤ませた。
神谷の指先を思い出して両胸の飾りがつん、と尖ってくる。
期待に膨らんでシャツに擦り付けられてそれがまた悦楽を感じさせるだなんて、はしたな過ぎる。
要はそう自分に悪態をつきながらもゆっくりとシャツを捲り上げた。
見下ろす視線の先に赤く充血しながらぷっくりと勃ちあがった乳首が現れる。
そしてさらにその先に神谷の眼鏡が見えた。
「・・・・・ぅ、んっ・・・・ん、んぅ・・・・」
鼻先から甘い声音を落としながら男根の根本をしゅっ、しゅっ、と扱き上げながらもう一方の手が乳首へ触れる。
触れただけでびくんっと胸が揺れるほどの甘い刺激だった。
神谷はいつも胸を愛撫して、腰に雨ほどのキスを降らせ、太股を撫でながら双丘を割ってくる。
その確かな指の感触を思い出しながら胸の突起をこね回すと喉から喘ぎ声がせせりあがってきた。
「ぁ、っ・・・アァ・・・ん、ァッ」
徐々にペニスに射精欲が溜まってくる。
小指から人差し指までを波打つように強弱をつけて握り、親指でぐりぐりと強く先端を刺激した。
もともと要は早いほうだ。
もうそれだけで腰が砕けるほど快感に陶酔してしまう。
先端からがまん汁が滲み出てくると止まらぬ勢いで指が速さを増した。
するとテーブルの上の携帯がブルルルっと震えて神谷からの連絡を伝えてくる。
早く達してしまいたい要は少しいらだったように粗雑にメールの件名を押した。

『そろそろ要は射精してしまいそうになっているだろう?・・・・・俺も気持ちいいけれど、
要の中に入りたいって思ってしまう・・・・だから、指を挿れてみて?』


「・・・・っ」
文面を見た要は頭が真っ白になって固まってしまった。
生まれてこのかた、指をアソコに挿入するなど一度も経験したことがない。
いや、神谷には何度もやられているが、むしろ指だけではなくいろいろなものを挿入されているが、
そういうことではなく、自分でやれと言われているのだ。
要は達しそうになっていた気分を台無しにぶち壊されたまま、久方ぶりに返信を打って送った。

『無理』

二文字に込められた痛感な思い。
しかし神谷がそう簡単に諦めてくれるはずがなかった。

『無理?俺がお願いしてるのにか?それは残念だ・・・・それじゃああのテープをぜひ
早坂先生に聞いてもらうしか・・・・・』


「わーーー!」
要の顔面が赤くなるやら青くなるやらで大忙しに表情が変化する。
あのテープ、というのは要が神谷と恋人同士になったときのアレだ。
こんなときにあんなものを引き合いに出すなんて酷すぎる、と要は携帯を睨みつけた。
するとまた、返事をしないうちにメールが飛んでくる。

『まず指を舐めて、唾液で十分湿らせて、そうだな・・・初心者だから一本でいいだろう。
一本入れて、俺の名前を呼びながらイって?俺も要って言いながら出すから』


返事なんか聞かないうちからもう了承を得たかのように指示を出してきた神谷に
要は呆れたような溜息を漏らした。
そういう人間だとわかっていても多少横暴ではないだろうかと疑問が胸に残る。
けれどわかっている。
わかっているのだ、やらねば神谷は笑顔でもっと酷いことをしてくるだろうことを。
「・・・・・・・・・・はぁ」
要は決意を固めるようにひとつ、息をついてから自分の指を口に咥えた。
先走りの汁が多少ついていたのか指先は少し苦く、ぬるりといしていて気持ちが悪い。
しかしちゅう、と吸ってしまえばすぐにそれは消えてなくなった。
ゆっくりと唾液で湿ってくる指先。
しばらくしてそれを僅かに持ち上げた尻の先へと宛てる。
「・・・・・・・」
おそる、おそると先端をつぷり、と挿れてみると要の足にぎゅっと力が篭った。
「っ、・・・・・う・・・・」
思っていたよりも熱い体温が指を包み込んできゅう、と窄まる。
神谷はいつもこんな風に感じているんだと思いながら眼鏡を見ると、要の心臓がまたどきりと跳ねた。
「・・・ぁ、っ・・・・ん、ん」
目をぎゅっと閉じて精一杯頑張って指を奥へと進めてゆく。
しかし奥に入ってゆく度に下半身に力が篭ってしまって第二関節以降、先へと入っていかない。
どうしよう、と思って携帯を見ると、丁度着信があった。

『熱い要の中を思い出してる。・・・・・激しく何度も出し入れすると脈打つように痙攣して。
ペニスを同時に扱いてやると一瞬緩んだようになってすぐにまたパクついてくるんだ。
・・・・・あぁ、ヤバイな。そろそろ出そうだ・・・要は?』


テーブルに置いたままメールを読んで、要の手がペニスに触れる。
透明な液体が染み出しているせいか、にちょっと指に粘液がくっついていやらしい音を立てた。
「神谷・・・・先生・・・・ぁ、ぁっ・・・・ァアッ・・・!」
名前を呼んで屹立を掌で包み込むと、もう止まらなくなってしまった。
べとべとに濡れた掌で何度も陰茎を擦り上げる。
びくびくっと浮き上がった血管がそのたびに快感の悲鳴を漏らした。
「ぁぁっ・・・ん、はぁ・・・・ァっ・・・・」
喉が仰け反ってくる。
我慢がきかなくて口からはあられもない嬌声が何度も出てきた。
そしてふと、忘れていたアナルに突き立てられた指をちょい、と動かしてみる。
「っ!!!・・・・ぁ、あっ」
快感に蠕動した内壁はずるりと指を飲み込んで前立腺をぐに、と刺激した。
「ぁああっ!!!」
鋭く全身を貫いてゆく甘い刺激に要の口が開いたままになってしまう。
もうだめだ、と思った瞬間亀頭のすぐ下をぎゅっと握って根本まで擦るように扱くと要の全身が硬直した。
「あっ、ぁ・・・・神谷、先生ぃっ・・・・ぁああっ!!」
一瞬遅れて先端の割れ目からどくどくっと白濁の精液が飛び出してくる。
溜まっていたせいかどろりといつもより濃いそれが太股を熱く濡らした。
肩で息をしながらもまだどく、どくっとザーメンが飛んでいってその飛沫をテーブルにまで到達させる。
「はぁ・・・・はぁ・・・・」
要が硬直させていた体をゆっくりと弛緩させ快感に酔っていると、神谷からの着信があった。
しかしそれにすぐ目を通すことは出来ずにいる要はしばし余韻に浸り、呼吸が落ち着いてきた頃に
用意してあったティッシュを数枚引き抜いて飛んだ精液を拭い取り始める。
べとべとになってしまった自分の内股も綺麗に拭っていると、素に戻った要は腰を少し上げて
大きく股を開いたポーズがやたらと恥ずかしくなってきてしまった。
沸かしておいた風呂に入ればいいやと適当に精液を拭ったティッシュを丸めてゴミ箱へと投げ捨て、
要はようやく神谷のメールに目を通した。

『要ッ・・・・!・・・はぁ、約束どおり名前を呼びながら射精したか?俺は要の中に思い切り
出せないのがもったいないと思いつつもちゃんと出したぞ。これから風呂に入ってくる。
余計に要を抱きたくなったのは失敗だったな・・・・』


要はメールを読んだ後少し考えてから返信を打って送った。

『ちゃんと、しました。・・・・僕もお風呂に入ってきます。早く逢いたいです。おやすみなさい・・・』

ぴっと送信ボタンを押してから脱ぎ捨ててしまったズボンと下着を拾う。
そしてシャツのボタンを外しながらユニットバスへと歩き出した。
数分後、残された携帯に最後の着信が届く。
神谷が携帯に口付けながら送った最後のメールにはこう書いてあった。


『おやすみ。・・・・・・・・愛してるよ、要』





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