<神様なんて大嫌い>
STAGA 22 犬も食わなきゃ食らわせろ!
・・・いや〜ん。
超修羅場?
困るのよね、AV男優同士で愛憎激情なんて。
坂崎さんに頼まれて様子を見てこい、なんて言われたわけだけど。
嬉しはずかしスキップで出て行くような雰囲気じゃないのよね。
まぁ、こっそりデバガメしてるアタシには言われたくないと思うけど。
・・・・・ってゆうか、樹ちゃんも俊生ちゃんもあんなにストレートな子だったっけ?
それともお互いがお互いをそういうふうに変化させちゃったってわけ?
・・・・・・・・・・・・若いわぁ。
これってどう見ても泥試合よね。
お互い好き合ってることなんか第三者の目から見たらばればれだってのに。
自分たちだけが分からなくって恋の迷宮をさまよってしまうの。
枯葉一枚目隠しされちゃって、相手の心がどこにあるのか手探りするしかないの。
その枯葉一枚を気まぐれな風が吹き飛ばしてくれれば答えなんかすぐ先にあるのにね。
・・・あら、イヤン。
アタシったら詩人。
そうよ、そうなのよね。
ラブ・ラビリンスなのよ。
でも恋の迷宮から抜け出すにはキューピットが必要だったりするわけね。
どんな迷宮だって上から見ている人間が誘導してあげれば存外簡単に抜け出せるわけよ。
だったら、とっとと抜け出してお仕事してもらわないとね!
アタシのお給料にも関わってくるからね!
・・・でもキューピットってどうすればいいのかしら?
はい、樹ちゃん、君は俊生ちゃんのことが好きねぇ?
はい、俊生ちゃん、君も樹ちゃんのことが好きなのねぇ?
・・・って、言葉で言っても伝わらないわけだから、こんな風にこじれてるわけで。
かわいそうに俊生ちゃんったら樹ちゃんに逃げられたまま固まってるわ。
こう、どーんっと背中を押してあげるような事件が起こればいいのに。
どーん?
どーん。
そうよ、どーん!っと背中を押してくれる事件があればいいわけよ!
ウフフフフフ・・・・・。
事件がなければ事件を作ればいいのよ。
あわよくばビジネスね。
そうね、間違いないわね。
さぁってと。
俊生ちゃんには今は自力で立ち直ってもらうとして。
アタシは坂崎さんと企んでこようっと♪
オホホホホ!!
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