Original Boys Love Novel 10
KISS TO KISS
LEVEL 10 君が僕の宝物
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ふるえる肩越しに キスをして 冷えた指先を 舌で潤して 常識なんか関係ない 他人なんて見えない あなたがすべて あなたが私の世界の中心 二人は和輝の家へと戻ってきた。両親はまだ帰ってきていない。いつも仕事で帰宅は九時をこえる事が多いのだ。 和輝はあやかを自分の部屋へと案内した。 「へえ、和輝って一人っ子だったんだ」 あやかが家族構成を聞いて、そうコメントする。 「うん。あやかは?」 「妹が一人いるよ」 オートチェンジャーのついたオーディオにCDを入れると、和輝は再生ボタンを押した。 しばらくすると、和輝の好きなアーティストの曲が流れ出す。 「僕達は、お互いの事を知らなすぎるのかもね」 前髪をかき上げながら、あやかが告げる。すると、和輝はアルバムを持ってきてあやかに見せた。 「藤臣和輝、十七歳。これは生まれたばっかりの時の写真で、こっちが初めて立った時のやつだよ」 「へえ・・・。大きくなったんだね」 当たり前のような感想を言うあやかに、和輝は目配せをする。あやかも自己紹介をしろと言っているのだ。 「・・・小田切あやか、22歳・・・。大学行ってる」 「大学生だったのか!」 「そうだよ」 和輝のすっとんきょうな声に、あやかがむっとする。 「そういえば、名字初めて聞いたな・・・」 「身体を先に知ってしまったからね」 頭をかく和輝を見て、小さく笑みを見せるとあやかが答えた。互いの視線が交差し、ゆっくりと時が流れ始める。 「・・・キス、してもいい?」 照れた表情でそう言う和輝に、あやかはうなづいた。そして、甘くついばむようなキスをする。 互いを映した瞳が、優しく潤んでいる。 「ふふっ」 ふいに、あやかが笑った。つられて和輝も笑顔になる。 「ふふふっ」 こぼれ落ちそうなほどの愛を注いで、手に入れた最高の恋人。最高の瞬間。 「はははっ」 和輝の口からも声がもれる。 二人の笑い声が部屋中に響くほど大きくなると、一緒にベッドへ倒れ込んだ。 そして、上から見下ろしている和輝の頬に手をやり、自分の顔へ彼の顔をぐっと近づける。 「・・・どうしよう、すごく幸せだよ」 あやかが囁く。 「それは俺のセリフだな。何たって、あやかの心を手に入れる事が出来たんだから」 和輝も負けじと言い返す。このさい、どっちが幸せだなんて関係ない。 あやかは和輝の上着のボタンを外すと、すきまから手をいれた。 「じゃあ」 もう一方の手は肩に回される。 「身体も奪って。和輝のものだって証拠を残して・・・」 舌が和輝の唇をなぞると、そっと進入してくる。 「・・・んっ」 甘い声が艶やかな唇からこぼれ落ちる。 自分から差し出した舌は和輝のそれにからめとられ、絶間なく快感を感じさせる。 「ぁ・・・」 あやかの素肌に和輝の手が滑り落ちると、熱を帯びた掌が胸を撫でた。 湿った肌が吸い付くように突起に触れると、すぐに固くなる。 「はぁ・・・ん」 首筋に舌をはわせ、自分のものだと誇張するかのように、和輝は歯を立てた。赤い跡が白い肌に浮き上がっている。 「あやか、綺麗だよ」 今更ながら、恥ずかしいセリフだと思いながらも、あやかは和輝の首に腕を回す事でその言葉に答えた。 綺麗だとか、かわいいだとか。 何度も繰り返される情事の中で、何人もの男達があやかにそう囁いた。 けれど、和輝に言われると不思議なニュアンスを持って胸をジンとさせる。 多分それはあやかが和輝のことを好きだから。好きな人が誉めてくれるから。 あやかは身体が余計に熱くなるのを感じた。 「好きっ・・・んあっ」 強く乳首を吸われて、思わず声が漏れる。 「どうしよう、あやか・・・。あやかの声を聞いてたら、ほら・・・」 和輝があやかの手を猛る自分のモノへと導いた。 「こんなになっちゃった」 その変貌に、あやかがほんのり頬を染めた。 どうしようもなく興奮する体を、和輝は必死に押さえながらあやかを愛撫する。 セックスは身体だけではなく、心でするものだ、なんて言っていた人がいた。今なら、その言葉の意味が分かる気がする。 あやかが愛しいから、彼の乱れる様を見ているから、自分は今こんなにも熱くなっているのだ。 いけないことをしているなんて罪悪感を感じる暇がないほど、この人に夢中になって、たまらなく可愛く思える。 好き。 一番簡単で、一番重要な行動の理由。 「ぅんっ・・・ぁっ」 あやかのモノを中指でなぞると、彼は切なく鳴いた。のけぞる白い喉が、噛付きたくなるほど色っぽい。 「感じる?」 そういって、和輝は熱の中心を掌で包んだ。優しく揉み扱くと、あやかは唇を震わせて歓喜の声を上げる。 その様子に満足した和輝がすでに濡れている先端をもう片方の手でつつくと、あやかの肢体が微妙に揺れた。 「あっ、んあ」 押さえきれずに声を漏らし、首に回した手に力がこもる。 かすかに揺れる腰元は和輝を誘っているようで、大きく開かれた太股を肩に乗せると、和輝は最奥へと手をのばした。 指にはあやかの精液がついている。 「こうして触れる事を、あやかは教えてくれたんだ・・・」 まず一本、そこに差し入れる。 「・・・んっ」 あやかの身体が微妙に奮えると、吐く息とともに身体から力が抜けていくのを感じた。 「言葉も、身体も、気持ちを伝える大切な手段である事を、俺に教えてくれたんだよ」 その言葉に、再びあやかの内壁がきゅっと締まる。 「だから・・・今度は俺が教えてあげる。あやかをどれほど好きかって事、あやかはどれだけ綺麗かって事を・・・。 あやかに、知ってもらいたいんだ」 指を左右に動かすと、びくびくと締め付けながらもそこはほぐされていく。 熱い壁が収縮を繰り返しながら和輝の指を奥へと導いた。 「かず・・き・・・っ」 指をもう一本増やそうと、強引に中へ入れると、あやかは潤んだ瞳で首を振った。 「なに?つらい?」 進入を止めると、和輝が問う。 そして心配そうに眉を寄せる彼に、あやかはからみつくような視線を送る。 「ちが・・っ、や、指じゃ・・・なくて・・・」 和輝が欲しい、と唇が動いた。そんなストレートな欲望に、和輝は思わず赤面してしまう。 「もう少し待って。ここ濡らさないと、あやかを傷つける事になるから・・・」 あやかのでていたAVが、こんな知識の情報源だとは口が裂けても言えないな、と 和輝は思いながらさらに指を増やして中をほぐしてゆく。 ちゅく、と粘膜質な音が耳をかすめた。 「か、和輝っ・・・」 あやかがふいに和輝の腕を掴んだ。 「僕も・・・する」 は?とすっとんきょうな声をあげる和輝を押しのけると、あやかはまぶたにキスをする。 そして、座っている和輝の足に手をつくと、舌で胸を舐め上げた。 「うわっ・・・」 初めてそんな風に愛撫されて、快感というよりも不可思議な感覚が体を突き抜ける。 あやかの舌はそのまま下に降りていくと、膨張したモノを唾液で濡らした。 「・・・ふぅっ」 熱い息が唇から漏れる。 実際、あんまり刺激しないでくれ、と和輝は願った。 ただでさえ好きな人の痴態を見て興奮しているというのに、これ以上されたら我慢など出来るはずもない。 「あっ」 けれどそんな和輝の思惑とはうらはらに、あやかの舌は絶妙な感覚で刺激を送ってくる。 時には甘く、時には強く・・・。 その快感に、和輝の肩が小刻みに奮えた。 「・・・ああっ」 びくん、びくんと力強く鼓動が脈打つと、先端から容赦なく精液が放たれる。 白く濁ったそれはあやかの顔や胸を覆い、さらに口から喉を通ってこくり、と飲み込まれた。 「ご、ごめんっ」 射精の余韻に浸る暇もなく、和輝が謝った。いくらイキそうだったからといっても、顔射はないだろう。 そう思って思わず謝ってしまったのだ。 しかし、当のあやかはけろっとした顔で頬についたものを舐めている。 「何で和輝が謝るの?気持ちよかったから、イっちゃったんでしょ?」 けろり、とそう言われ和輝はこの恋人がAV男優だったということを再認識した。 顔にかけられたくらいではたいして動じないのだ。 「僕だって、えっちしてて快かったらすぐイっちゃうよ?それが男だからね」 そう、男にとってえっちのない恋愛など有り得ない。 「だから、中途半端なままじゃつらいんだ・・・。和輝が欲しいんだ・・・」 あやかは自分の足を自分の手で高く掲げると、すべてをさらけだした姿態のままもう片方の足で和輝のモノをこすった。 「・・・快くして、くれる?」 上目使いに艶っぽい視線を送られ、和輝の中心が再び勃ちあがる。 「何度イってもいいから・・・」 あやかの身体もすでに止まらないほど熱くなっていた。 「あやか・・・」 名前を呼んでその存在を確かめると、和輝の大きな掌が広げられた足をそっとなでた。 そしてそのまま両足を左右に広げさせると、下股の中心を口付けをする。 湿った舌がこれから進入する箇所を念入りに責め上げ、内壁が収縮を繰り返す。 「んぁ・・・っ」 たまらず漏れた声が色っぽくて、和輝の腰を直撃した。 「挿れるよ?」 和輝の質問にあやかが肯くと、十分に愛撫したそこを一気に貫く。 「ああっ」 異物が挿入される快感に身をよじらせながら、あやかがあえいだ。 すでにほぐされていた身体はほどよく和輝を締め付けてくる。 そのまま一度腰を引くと、引き止めるように蕾がしぼんだ。また一気に突き上げると、 今度はもっと奥へ誘うかのように肉棒を飲み込んでいく。 「んっ・・・あっ、ああっ」 リズミカルに繰り返される律動に合わせて、二人の息もあがってゆく。 紡がれるかすれぎみの声は快感を分け合う合図のようで、和輝は何だか嬉しくなった。 「愛してるっ・・・あ、やか・・・」 奥深くを小刻みに揺らすと、あやかが赤い舌をちらつかせながら胸をのけぞらせる。 「僕・・・もっ・・・あんっ!」 きしむベットの上で汗ばんだ身体が絡み合い、お互いの情熱を伝えようとキスを交わし合った。 ・・・キスで恋人を束縛できればいいのに。 ・・・つないだ手の温もりであなたを繋ぎ止められればいいのに。 もうどちらの唾液なのか分からなくなるほど、二人は口付けを交わし合った。 出会えなかった過去を、すれ違っていた時間を、今から取り戻そうと繰り返しキスをした。 「・・・んぅ・・・っ」 その度に和輝の身体が上下に動き、あやかの中をかきまわす。 深々と差し込まれた肉棒を身体中で感じながらあやかは腰をくねらせた。 「あっ・・・あっ」 ふとした瞬間に乳首をつままれ、快感が爪先までかけぬける。 その反応のよさに、和輝は笑いながらあやかの耳を優しく噛んだ。 「すげ、いいよ・・・」 動く度にその形を変える内壁が、精液を搾り取るようにからみついてきては和輝のモノを深く飲み込む。 けして無理はしないリズムで動いていた和輝が、少しづつその律動を早めた。 「あうんっ・・・あ、ああっ・・・はぁん!」 揺さぶられる度に、あやかの声が大きくなってゆく。 「・・・やっ、だめ・・・、もう、僕・・・い、イっちゃう・・・よぉ」 あやかの両手が和輝の背中に赤い跡を残す。 「・・・っ・・・」 和輝も片目をつぶって腰を大きくうねらせた。 「ああっ、あっ」 ベットが大きく揺れると、二人はクライマックスを迎えた。白い液体が肌をつたって流れてゆく。 「・・・はぁ・・・はぁ」 静かな部屋の中で、息遣いがやけに荒く聞こえた。 「和輝・・・、聞いてもいい?」 ふいにあやかがそう告げた。和輝は何?と首をかしげると、あやかの頬にかかる髪を掻きあげる。 「僕の中でイクのって、どんな感じ?」 「・・・はぁ?」 和輝はすっとんきょうな声をあげた。突然恥ずかしいセリフを臆面もなく告げた当の本人は、 真剣な眼差しで和輝を見詰めている。 「どうって・・・気持ち、いいかな・・・」 和輝はその瞬間を頭の中で思い浮かべた。 汗が飛び散るくらい何度も揺さぶって、あやかの中も丁度いいくらいに締め付けていたかと思うと、 きついくらい自分にからんできたり、そんな感覚を何度か体験した後に訪れる至高の快楽。 頭まで突き抜けるような快感は和輝に射精をもたらし、そのままあやかの中で出してしまう。 その瞬間、あやかの身体が幾度か奮え、下腹が濡れる。 それはもう、すごく良いのだ。 「・・・よかった・・・僕だけ感じてる、なんて嫌だったから・・・」 気を遣ったセックスなんて柄じゃない、とあやかは続けた。 一方的に気持ちよくなるえっちではなく、自分も相手も満足のいく抱き方じゃないとイケないと言うのだ。 あやかは和輝の身体にそっと寄り添うと、大きな肩に腕を回した。 すると、和輝が出した精液があやかの内壁を伝って和輝の太股に流れた。 「・・・あんっ」 その感触にあやかがあえいだ。 太股が濡れる感覚とあやかの声に、和輝のモノが再び頭を上げる。 「やば・・・勃っちゃったよ」 股間を手で隠すと、和輝が照れたように笑った。 「・・・和輝、かわいい」 そう言いながら、あやかは和輝の手をどかして中心を白い手で握った。 「っ・・・」 身体中の熱がそこに集中するような感覚に囚われ、和輝の眉根が寄る。 あやかは和輝を座らせると、その上から和輝を自分の中へ導いた。 「・・んっ、はぁ」 息を何度も調整しながら、あやかの身体が和輝のモノを飲み込んでいく。 和輝の出した精液が潤滑油となって、面白いほど簡単に入っていった。 「あぅ・・・んっ」 ずりゅ、と卑猥な音が耳をかすめると、和輝の肉棒があやかの中で熱く脈打った。 「ここ・・・触って・・・っ」 あやかは和輝の手をとると、自分の胸まで導いた。すでに突起は固く立っている。 そっと中指の腹でなぞると、あやかの身体がのけぞった。 「ひぁ・・・っ・・・」 そのまま乳首の周りをなぞり、もう一度中指でつついてみる。赤く熟れた果実を弄ばれ、あやかは首を振った。 すると和輝は親指と人差し指で突起をつまみ、軽くひねるように引っ張った。 「ぁっ・・・いやぁん・・・」 右手で口元を隠し、あやかが快感に身をよじった。 「嫌なの?あやか・・・」 そう言いながらも、和輝はいたずらする手を止めようとはしない。すねたように唇をすぼめると、あやかは小さくつぶやいた。 「・・・嫌じゃないよ・・・でも、舌で舐めて欲しい・・・。和輝の唇で、吸って欲しいんだ・・・」 さすがにAV男優としか言い様がない言葉だった。何せその一言で和輝をその気にさせてしまったのだから。 「何でもするよ。あやかがイイなら、俺もイイから」 「それなら、僕も一緒だよ・・・」 あやかは繋がれた腰を引き上げると、再び奥まで突き入れた。自分の中が締まるのを感じながら、 和輝の首筋にキスをすると、和輝も答えるようにあやかの乳首を吸った。 「あ・・・あっ」 舌でころがすように愛撫され、思わず唇から声が漏れる。ぴちゃり、と音がすると今度は歯を立ててきゅっと噛まれた。 むずかゆい程の快感があやかを酔わせる。 「・・・うんっ・・・はぁんっ」 荒くなった息とともに漏れるあえぎ声はあやかの中にいる和輝を大きくさせ、あやかの腰の動きを鈍らせる。 しかし、和輝はそうと知ってか知らずか、言われた通りに容赦なく胸に吸い付いてくる。 「あっんあぁ・・・」 和輝の手が腹をなぞり、下股の中心を掌で包んだ。 「はうっ・・・」 いきなり握られ、小さく痛みが走る。それでも直に熱くなってしまうのは、相手が和輝だからだろうか。 あやかの先端から白い液が滴り落ちる。和輝の腕をつたいながらその液体は繋がった部分へとたどり着いた。 「ぐちょぐちょに濡れてるな」 和輝は自分の腰に流れてきた精液を指でぬぐうと、ぺろりと舐めてあやかに口付ける。 ほんの少し苦みのあるキスが何度も繰り返され、あやかは頭の芯がぼうっとするくらい気持ちよくなっていた。 「ここも、すごいよ」 和輝が腰を揺らすと、あやかの中の肉棒がずれてぐちゅぐちゅと卑猥な音を出した。 湿った肌さえ揺らされる度に擦られて濡れた音を奏でている。 「・・だ、だめっ・・・ああんっ」 先程までイニシアティブを握っていたあやかが、泣きそうな声で訴えてきた。 それでも和輝は腰に回した手を離そうとはせず、ランダムに体を揺さぶっている。 「・・・んっ、本当に・・・だ、めっ」 身体中の血液が一点に集中しているようで、あやかは身震いをした。 ぞくぞくと鳥肌さえ立ちそうなほどの快感が、あやかの体を支配してゆく。 「そこ・・・離してっ」 握られた中心部をあやかの手がさまよう。 「だめ。俺、もういっちゃいそうだから、道連れにする」 どういう理屈だ、と思うが、あやかには十分な理由だったのか和輝の行動を制しようと伸ばした手は、 いつのまにか和輝の背中に回っていた。 「んんっ・・・一緒に、イキたいっ」 あやかが囁いた。 「俺も、初めてあやかを知った時に、そう思ったよ」 ビデオを見て、そう思いながら一人でえっちした。でも、今は一人じゃない。二人でいられる。 だから、一緒にイこう。 「あっ・・・かず・・・」 何度も突っ込んでは引き抜く。その単純作業がなぜこんなにも快感を引き出すのだろうか。 二人はお互いの波にのまれながら、激しく腰を振った。 「・・・んふぅっ・・・あああん、ああっ」 「あ・・やかっ・・・」 蕩けそうに甘い瞬間、二人は一緒に精を放った。 |
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